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2017年2月25日土曜日

20th祝いつくす解説 ドラゴンタイプ

ドラゴンタイプの解説です。
ニコニコで公開した「その4」を再投稿したので、その修正内容も合わせて説明します。

ドラゴンがラストなのは

 弱点をつけるタイプの順で公開するというのを決めた時点で、ノーマルスタートかドラゴンスタートしか選択肢が有りませんでした。長年ポケモンをやっていると、2つのタイプが並んだ時にそれらの相性がパっと浮かんできてしまいます。どうせ次回を待つのであれば次が有利なタイプである方がポジティブという単純な理由からこの順番にしています。

スタートを飾るのはやはりノーマルであるのが相応しく、伝説のポケモンの多くが持つドラゴンタイプがラストが良いと判断しました。思えば、RSからXYまでパッケージを飾る伝説ポケモンたちに対する"第三のポケモン"というポジションは全てドラゴンタイプでした(レックウザ、ギラティナ、キュレム、ジガルデ…)。


 そこでポケモンシリーズ、特にGBA以降のストーリーに込められた「伝説」にクローズアップしてまとめました。

ロゴ&BGMアレンジ

タイトルロゴはファンタジージャンルをイメージしてサトウマミさんにお願いしました。
BGMはソニーさん。1発目のノーマルタイプ、真ん中のみずタイプ、そして最後もソニーさんアレンジとなりました。結果的にですが。テンガン山→りゅうのあな→古代の城→ジガルデ戦と動画構成にあわせてつないだ見事なアレンジです。

神話

 アルセウスが宇宙を創造したというシンオウ神話をひとつの"イコン"として表現しました。特性「マルチタイプ」はタイプ別動画の企画のラストとしても相応しいものです。一応ドラゴンタイプの動画なのでタイトルロゴが出た所でドラゴンタイプのカラーリングに変化させています。アルセウスのタイプを変化させる"プレート"、その裏に書かれた神話の一端がアンノーン文字でイコンの各所に書きこまれています。
アルセウスによって生み出されたドラゴンたちが続きます。時間の神ディアルガ 空間の神パルキア、そして消された神話・反物質の王ギラティナ(オリジンフォルム)、背景にはレジたちや同じくアルセウスが生んだとするエムリットたちも。
壮大なシンオウ神話のイコンを描いて下さったのは ノーマルタイプ2のアルセウスに引き続き かんなさんです。ギラティナのアナザーフォルムの方はゴーストタイプ登場時に描いて頂いています。あくタイプのフーパが召喚したポケモンの中にもシルエットとしてこちらのディアルガたちのイラストを使っていますね。


ドラゴンにまつわるストーリー

「ディアルガの ときのほうこう… パルキアの あくうせつだん… 大昔の人にとっては 本当に時間と空間のシンボルに見えたでしょうし 心震わされたと思うの。その想いが こめられた壁画は多くの人に何かを伝え いつしか神話を生み出した…」(プラチナ)


シンオウ神話を調査する考古学者シロナとガブリアス、カンナギ遺跡のイメージです。神話の内容をそのまま真に受けるでもなく、いかにして人々に神話として定着したかを考察する姿勢が、ポケモンの世界の厚みをもたせていますね。担当はどろどろさん。修正版でガブの振り向くタイミングを調整しています。より顔が見える秒数を増やした感じです。

続々とチャンピオンや四天王、ジムリーダーなど 手強いトレーナーが登場します。
四天王から後のチャンピオン、ワタルとカイリューは、やはり「はかいこうせん」。初期の杉森建さんのイラストにあった触覚から光線を出す表現なのがマニアック。担当はサトウマミさん。曲に合わせて光線のタメのタイミングを修正しています。

フスベジムリーダーイブキとハクリュー。ワタルの従兄弟にあたります。動画のサムネイルにも使わせていただきました。担当は かふんさん。

ミニリュウは、図鑑説明の「ながらく まぼろしと されていたが さいきん つりあげられて その そんざいが かくにんされた。」(ピカチュウ版)の様子を描いて頂きました。また初期の攻略本によると『この発見から伝説のポケモンは「全て実在する」と考える人が多くなり、ポケモン探検ブームがおこった』とのことで、伝説のドラゴンと人々の関係におけるターニングポイントとなる1種です。夏菜さん担当。
ミニリュウを釣り上げた様子を伝えるニュース記事も作っていただいたのですが、編集上のつながりが難しく、修正版では申し訳ないですがカットさせて頂きました。ごめんなさい。


大空を飛ぶことを夢見るタツベイ、進化の刻を待つコモルーは管狐さん担当。進化するとついに翼を得るというストーリーを感じる系列です。
進化後のボーマンダはホウエンリーグ四天王ゲンジと。青波燦さん担当。
コウモリの音波+ワイバーンがモチーフのオンバーンはカロスリーグ四天王のドラセナと。担当は ゆねいずさん。

ソウリュウシティの市長とジムリーダーを兼任するシャガと クリムガン。背中の翼のようなものは飛ぶためではなく日光にあてて体温調節に使うとか。ぶれいぶさん担当。

シャガのもとで修行し、ホワイトではジムリーダー、BW2ではチャンピオンとなるアイリスは相棒のキバゴと仲睦まじい感じを。共に成長し、オノノクスへ。りおっとさん担当。
オノンドは野生の貴重種というイメージで描いていただきました。 担当は実は狼男さん。


ナメクジのようなヌメラは、ナメクジやカタツムリのような姿をもつフランスの伝承の怪物がモチーフ。フランスをモデルにしたカロス地方ならではのドラゴンです。XYシナリオのようにサナと共に旅をしてヌメイル、ヌメルゴンへ進化を遂げます。図鑑の記述「大好きな トレーナーに 抱き着いて 粘液で ヌルヌルにしてしまう。」を忠実に再現していただきました。Illustratorで作画されたのは310さん。

ぐるぐると螺旋状に伸びる白黒の木…なんだこれ と思った人も多いかもしれません。



BWに登場した謎の場所"ハイリンク"で育つハイルツリーと呼ばれる木でした。ハイリンクからは誰かの世界へ通じる橋がかかっています…
ハイルツリー及び、レシラムとゼクロムの争いは、かんなさん担当。各パーツを動かせるように分け、燃え盛るレシラムの毛やゼクロムの尾のタービンの発光などたくさん差分を描いて頂きました。イッシュ建国神話における双子の王の真実と理想を巡る争いをイメージしています。最後は同時に放つと威力が変わるクロスフレイム・クロスサンダーの撃ち合いです。

ホワイト2より、ゲーチスにより吸収合体させられたホワイトキュレムと対峙する、主人公♀とN。横スクロールで視差をつけ、立体感をつけています。トネコさん担当。

ブラック2における似て非なる異なるシチュエーション、ゲーチスの吸収合体させたブラックキュレムと対峙する、主人公♂とN、みちこさん担当。

ハイルツリー、ハイリンクでつながる誰かの世界、白と黒に別れたふたつのドラゴン、そして合体。ポケモンが2つのソフトに分かれて通信する特徴が色濃く反映されたギミックでした。 (入るツリーに出るパワーというネーミング…)


ここから歴代主人公たちを総登場させるのですが、赤・緑にはじまりX・Yまで2つの異なるタイトルを同時に出す意味をこのシーンに込めようとしていました。修正版ではそれをわかりやすくしようと大幅変更を加えています。(左図修正前)


B2・W2のクライマックスから続き、BW主人公。男の子を選ぶと女の子がトウコ、逆だと男の子がトウヤという名前で登場しますね。まずプレイヤーの男女の選択で異なる可能性の世界となります。トウヤ ミックーさん、トウコ 新猫さん担当。

XYでは性別に加え肌の色、服装に至るまで変更可能です。男の子を選ぶとおとなりさんがセレナという女の子、女の子を選ぶとおとなりさんがカルムという男の子として登場し、ライバルとなります。プレイヤーの選択可能な世界が何パターンにも増えていきます。担当は、セレナ 綾川あらさん XY主人公♂ ヲコワさん XY主人公♀ マツコさん カルム 夢乃途さん。


背景には再びハイルツリー、そしてシンオウ神話のイコン「時間」と「空間」が現れます。
DP主人公♂(コウキ)コウランさん、Pt主人公♀ヒカリ カノンさん担当。

DPライバル memiさん、BW2ライバル 戸川めいさん、金銀ライバル そきりゅさん担当。
初めて女の子を選択できるようになったクリスタルの主人公 chiedaさん担当。

ここでジョウト地方のライバルがリメイクであるHGSSのデザインへ変わります。 月虹さん担当。HGSS主人公♀(コトネ) Laiさん担当。ついにリメイク前後のHGSS主人公♂(ヒビキ)と金銀主人公が並んでしまいました。それぞれ 夢津さん、cirnoさん担当。



初代ライバル トネコさん、初代主人公 サトウマミさん、HGSSグリーン のーごくさん、FRLG主人公♂(HGSSレッド) おるらいさん、FRLG主人公♀ えりねーさん担当。
時間と空間がうねりだして混乱してきますね。

最後にルビーサファイアの主人公が登場、背景のロゴがオメガルビー・アルファサファイア入れ替わりだします。似て非なる異なる世界は、交わることはありませんが、つねに隣り合わせ、出たり入ったりして世界はつながる。通信ケーブルやwifi、インターネットを通して時間と空間を超えてポケモンたちが移動するように…
RS主人公♀(ハルカ) きくよしさん、エメラルド主人公♂(ユウキ) マルコさん担当。

そこへ伸びる腕が何かを握りつぶします。(修正版に追加)

エピソードデルタより、ヒガナとメガボーマンダ。担当は管狐さん。
握りつぶしたのは、ORASのホウエン地方へ衝突する巨大隕石をRSの世界のホウエン地方へ隕石を移転させて助かるための次元移転装置。好意的に捉えると、リメイク作によって旧RSを無かったことにしてはいけない!という例え話でしょうか。ヒガナの行動や似て非なる異なる世界(並行世界)という発言に関しては、以前じっくり考察したので、是非読んで下さい。ORASのシナリオ考察 5 エピソードデルタとは 

そしてORASにてメガシンカの起源とされるメガレックウザ。神々しいデザインと得た能力の妙には脱帽せざるを得ません。 長い尾から上へ登っていくと、雲を抜け、オゾン層へ到達、宇宙を背にメガレックウザの顔を拝むことができます。雲足しは修正版より。ひこうタイプのレックウザに引き続き、夜森ひおさん担当。

修正版にて、歴代主人公~メガレックウザまで先程のシナリオ考察で読み取った世界観をぎゅっと凝縮した感じに近づけたと思います。

ORASシナリオ中、えんとつ山で手に入れた隕石は、クリア後のエピソードデルタで輝きをまし、メガストーンの文様が浮かび上がります。それを彷彿させるように修正版でメガシンカのマークを追加。

続いてガブリアス ジュカインがメガシンカします。 修正版では表示エラー回避に加えメガシンカのエフェクトとして割れる球を追加しています。それぞれ どろどろさん、しぃまさん担当。次のカットの後ろ姿も担当していただいています。

メガシンカポケモンに囲まれているのは、アニメ特別編、最強メガシンカより、メガリザードンXとアラン。奥のメガデンリュウとメガチルタリスもあわせて海野大輔さん担当。修正版にて、カメラワークのみ調整しています。

ORASのおおぞらをとぶでのラティオスのメガシンカシーン。以前は通常状態の視認できる時間が短すぎたため修正版で調整しています。体色が似ていますがメガラティアス(ハルカ搭乗?)も合流。担当は ねぽじさん。


ラストも修正版で大きく変更を加えました。 ジガルデ・コア(プニちゃん)が呼び、密かに他のタイプの動画に忍ばせていたジガルデ・セルが集結します。見やすく、かつ生態系を監視しているセル、コアの視点風のフィルターをかけています。青いコアのジガルデも現れ、10%、50%と大きくなっていきます。そこまで効果的にはできませんでしたが、20の動画を見ながらジガルデを100%完成させるという構想でした。ジガルデ一連は tduさん担当。



修正前はベタ色な、カロスエンブレム(XYエンディングで博士からもらえるペンダント)を模した図形を重ねていましたが、ジガルデ自身の発光により青白赤に染まった土煙のニュアンスに変更しました。ジガルデ・パーフェクトフォルムの胸部は展開し、胸のコアを露出させることができます。恐らく専用技コアパニッシャーを放つ際に解放するのだと思います。
 胸のコアは5つあり、アニメではジガルデ・コアは赤と青の2種のみ登場しましたが、サンムーンゲーム本編で5つ入手可能なので、やはりジガルデ・コアがここに集結しているのでしょう。サンムーンでは共通グラフィックで赤1色でしたが、アニメのように実際はコアによってそれぞれ色が異なるのかもしれません。青、白、赤のコアはカロスエンブレム(フランス国旗のトリコロール)と同様の配色で、カロスの生態系を見守っているという設定と関わりが深そうに見えます。じゃぁ残りのシアンとオレンジは…サンムーンのロゴの色ですね!

ということで次回はサンムーン編の解説をします。




ちなみに… ドラゴンだけではなく他のタイプもいくつか修正しています。

ノーマル2のレジギガスの登場前にカットインを追加。他のレジたちと揃えて顔の点をなぞるアニメーションを用意しました。これらはORASのエンカウント時に出るものです。

 いわタイプも大幅にエフェクトなど追加されていますが、こちらは既にyoutube版で公開されているものから変更はありません。その他、地面タイプなどの細かいエラーを修正したりしています。
 再投稿するほどの原因は1コマのエラーのみで、参加したイラスト担当者さんが見せたくないものが見えてしまっていたためです。エラーに関しては将来的に更新されれば急ぎである必要はないと相談の上、ついでに諸々作り込めなかった部分を修正してからの再投稿とさせていただきました。

「その4」でも皆さんにたくさんコメント、再生、宣伝、して頂いた後ですが どうか了承ください。よろしくお願いします。

2016年11月8日火曜日

20th祝いつくす解説 ひこうタイプ

「そらをとぶ」による移動のため必ずパーティに1体は必要となるタイプとして、空を移動していく映像を中心に、また移動先を選ぶときに見ることになる歴代タウンマップを動画内に入れ、冒険の舞台となった各地方を登場させました。基本的に羽ばたきアニメーションが必須な動画になり、飛行タイプ担当者はかなりのカロリーを要したと思います。

 BGMはORASのおおぞらをとぶの「天翔ける夢」をあいがるさんにアレンジして頂きました。広い陸と海を冒険するホウエン地方でついに空を自由に飛べるようになった感動も相まってとても好きな曲です。




2016年11月5日土曜日

20th祝いつくす解説 くさタイプ

木は動物のように素早く動きませんが、ゆっくりと根や幹を伸ばし、ときにはアスファルトをも破壊して大きく育っていきます。アニメーションとして動かさずに壮大な力を感じられるような動画構成として、奥行き感のある横長の絵巻のような映像にしてみました。また春夏秋冬の季節の変化を動画の展開として取り入れています。

タイトルロ担当は、はるさん。四季の巡りを花の環で表現していただきました。
BGM編曲はカラスヤサボウさんでDPよりハクタイの森です。素晴らしいアレンジで聴く度に泣きそうになります。


2016年11月2日水曜日

20th祝いつくす解説 みずタイプ海水域

数の多いみずポケモンを淡水海水で2つに分けた、後編になります。海岸、海中、海底のポケモンたちの生態を追う、ドキュメンタリー風の映像を目指しています。タイトルロゴは引き続きT.Mさん。BGM編曲も淡水域と同じくソニーさんで、オメガルビー・アルファサファイアの「視線!ダイバー」の曲をベースにアレンジして頂きました。


2016年11月1日火曜日

20th祝いつくす解説 みずタイプ淡水域

20thを祝いつくす動画 みずタイプの解説です。全20のうち10番目の折り返し地点です。

みずタイプをもつポケモンは、XYまででフォルムチェンジで加わるものなど合わせ118種と全タイプの中一番多く(こおりは最も少なく34種)、みず単体でも60種の多さです。他のタイプの動画と合わせるとキツキツになることが予想されたので、2編に分けることにしました。

 みずポケモンにとっての「水」は水辺などの生息域に関わる要素であるとして、淡水域と海水域に棲むポケモンで分けてみることにしました。

川と海の生物は水中の塩分やミネラルの濃度で棲み分けており、体液の塩分濃度もそれぞれ違います。産卵時に川を登る鮭などは浸透圧調整の機能が高くゆっくり順応しますが、本来淡水域の生き物を海水にあるいは逆に漬けると死んでしまいます。海で生まれた生命が、陸棲へと進化する前にたちはだかるハードルがこの淡水だったわけです。

ポケモンではそういうことは考えないようになっていますが、技しおみずは海水など、将来お互い弱点な海水タイプと淡水タイプに分かれたらどうなるかなと常々思っていたので、その考察も含めて一度やってみたかった分類です。

2016年10月26日水曜日

20th祝いつくす解説 ほのおタイプ

ほのおタイプのコンセプト

技の威力や ポケモン自身の能力を計算に入れた上で相手に与える数値を"火力"と俗に呼ぶように、燃えているだけで生物にとって脅威である「火」には攻撃に関するニュアンスが含まれていると思います。

そこでほのおタイプの動画ではポケモンの放つ"火力"を見せるコンセプトにしました。光を放つ炎を視認しやすいように背景は暗闇にし、特に序盤は光源がポケモン自身の炎のみ、という雰囲気を目指しています。

ほのおタイプのロゴデザインはT.Mさん。担当ポケモンより担当タイトルロゴの方が受け持ち多い 本職のデザイナーだったりします。

BGM担当あいがるさんは、Twitterから曲で協力できないかと声をかけてくださいました。今回の企画は動画演出に絡んだオーダーも多く担当者探しが難航していたので、とても貴重な出会いでした。素敵なアレンジをして頂いています。



2016年10月25日火曜日

20th祝いつくす解説 むしタイプ

ポケモン20thを祝いつくす動画 むしタイプの解説です。エスパー、ゴースト、あく、と暗い感じの動画が続きましたが、ここでようやく明るく楽しいポケモン像に戻ってきます。

動画コンセプト


ポケモンを捕まえて集める楽しさは、原案・田尻智氏の幼少期の昆虫採集体験をゲームに落とし込んだものと言われています。今年夏(2016年)PokemonGOが大流行したように、これらはポケモンの面白さの根源的な部分なのかもしれません。



 むしタイプの動画は昆虫図鑑の世界をテーマにまとめました。BGM編曲とロゴデザインはウーニさん担当です。ウーニさんはパラスのイラストも担当されていてとても多才ですね。BGMは金銀で明るくアレンジされた方の「トキワのもり」のテーマから始まります。

2016年9月25日日曜日

20th祝いつくす解説 あくタイプ


数あるタイプの中でも特に解釈が困難なのが、あくタイプです。

あくタイプは悪なのか?

正義と悪という二項対立を思い浮かべると思いますが、正義タイプは存在しません。代わりに、噛み付くことは格闘技で反則技だったり、かくとうタイプにせいぎのつるぎという技があったり、せいぎのこころという、対あくタイプな特性もあるように、格闘タイプが正義側というイメージは感じ取れます。これはあくまでプロレスでいう所の「悪役レスラー」なギミックかと思います。

ポケモンはゲームもアニメも正義と悪という二元論に収まらない世界観で、あくタイプをもつポケモンが悪に染まった存在、と断定できるわけでもありません。

英語圏ではDARK typeとなりますが、バットマンのように"ダークヒーロー"という概念も存在しますね。映画のLEGOムービーではバットマンが「黒」大好きな中二病なヒーローとしてちゃかされていましたが、言ってしまえば厨二要素大好きな人が大好物な世界観、と定義してもいいかもしれません。動画のテイストとしては、ダークでワルな格好いい感じを目指しつつ、テーマとしては"悪"とは一体なにか、観る人に考えさせる方向性でまとめています。

2016年9月17日土曜日

20th祝いつくす解説 ゴーストタイプ

この企画は ある意味ポケモンに呪われた子どもたちによる20年分の怨念…
ゴーストタイプ冒頭の企画ロゴが数フレームだけ、"祝"の字が”呪”になっています。


2016年9月9日金曜日

20th祝いつくす解説 エスパータイプ

エスパータイプに属するポケモンのモチーフには、超能力の他、古代文明、宇宙といったものが多く、これらが属するジャンルをざっくり「オカルト」とくくりました。個人的には石ノ森章太郎のSF漫画によく登場するモチーフとして関連性を感じます。

ウーニさんが担当したタイトルロゴはオカルト情報誌"月刊ムー"を意識したタイポグラフィになっています。



エスパータイプのルーツ


 動画はゴーストタイプより怖いと評判頂きました。何故エスパーを怖くしたのか、大ヒットしたホラー映画「リング」に登場する貞子が実は超能力者であると説明したらわかりやすいでしょうか。

エスパー(ESPer)とは超能力者を指す言葉で、ESPはExtraSensory Perception(超感覚的知覚)の略です。エスパータイプは英語では psychic type と訳されていて、超能力者はゲーム中のトレーナーにもいるように"サイキッカー"と呼ぶことが一般的です。動画のタイトルや予告ではうっかりEsperという日本での造語を使ってしまいました(愚か)。

ゲームMOTHERシリーズに登場する「PK」は PsychoKinesisの略で、サイコキネシス、念動力です。このような五感を超えた知覚や力、所謂"第六感"を扱う学問は「超心理学」とされ、人間の眠れる可能性は今も研究され続けています。MOTHERを制作したエイプの糸井重里氏の所へ、ゲームフリークの田尻智氏が最初にポケモンの企画書を持ち込んだそうで、作品や制作環境が近い関係があります。

2016年8月26日金曜日

20th祝いつくす解説 どくタイプ 

ポケモン20thを祝いつくす動画 どくタイプの解説です。ロゴデザインはサトウマミさん。

 どくタイプは「毒」という単語の時点で既に危険で、確実に我々に危害を加える存在です。あくタイプのなかった初代ではロケット団など敵のポケモンに多くついていたタイプで、全どくポケモンのうち、約半数が初代から登場しているという特徴があります。


動画コンセプト


その「危険性」「決して触れたくない嫌悪感」などをどくタイプならではの魅力として動画のテーマにしたかったのですが、単に不快な動画になってしまわないか多少不安ではありました。また目玉となる伝説や幻のポケモンが一匹もいないため、動画にすると華やかさに欠ける可能性もあり、どう魅せようか頭を捻ったタイプです。そこで音楽面の演出で何かできないか考えました。

 今は無くなってしまいましたが、以前はゲームで毒状態にかかるとフィールドで移動中もダメージが蓄積していきました。その際の毒ダメージ効果音を使ったBGMをKagem(なっとくP)さんに作ってもらいました。毒タイプのコンセプトを魅せるのに、この中毒性高いBGMが功を奏したと言っても過言ではないでしょう。

 毒といっても様々で、種類は大きく自然毒・人工毒の2つにわけられます。動画の前半は、捕食のため、生物が身を守るために持つ自然毒を中心に構成しています。

2016年8月22日月曜日

20th祝いつくす解説 フェアリータイプ

20thを祝いつくす動画、今回の解説は ポケモン20年の歴史の中で一番新しいタイプ、2013年のXYから登場のフェアリーです。

プロレスや怪獣など昭和キッズが夢中になったものがぎゅっと凝縮されたポケモンシリーズに、新たなターゲットとして女の子が好きなタイプ…が追加されたと捉えました。フェアリータイプのジムも女の子トレーナーばかりでしたし。

見た目はかわいい妖精さん、実はドラゴンも恐れる強者たち…という二面性をもって「あざといほどかわいい、美しい」を動画のテーマとしました。

ステレオタイプではありますが、前回のかくとうの漢の世界から、フェアリーの女の子の世界、というイメージでがらっと変えています。全体的に日曜朝の女児向けアニメのオープニング風テイストで構成しました。タイトルロゴも担当のサトウマミさんにそれっぽくニンフィアのリボンを模してまとめてもらっています。

かわいいは正義!という感じでモチーフを強調していきます。


2016年8月15日月曜日

20th祝いつくす解説 かくとうタイプ

『ポケモン20thを祝いつくす動画』ではタイプごとにテーマを設け、それぞれのタイプに合った演出を心がけました。ポケモンシリーズの"ポケモンらしさ"の一因に、その独特のタイプ分類と相性の関係があると思います。ポケモンの制作者たちがこの世界をどう観ていて、どう分類しているかセンスとして表れています。

20周年を機に、改めてポケモンの世界観をタイプ分類の意図を汲みとりながら考察したら、面白い動画ができるかな、という試みでもあります。

かくとうタイプのルーツ

ポケモンにどうして格闘というタイプが存在するかを考えるにあたって、日本の格闘ブームからの影響を見てみましょう。

戦後1950年台からプロレスブームがあり、力道山の「空手チョップ」がワザとして引用されていたり、ゴーリキーのデザインに現れています。悪役レスラーの存在や「かみつく」事が反則の禁じ手だったりすることは、あくタイプと かくとうタイプの関係に少なからず影響はあるでしょう。

60年台には柔道一直線という漫画のブームで柔道を始めた有名選手も多く、作中からは「地獄車」などがポケモンのワザに。(自分は地獄車をラッキーマンで知りました)
カンフー映画ブームの流れを汲む漫画 "北斗の拳"の北斗剛掌波、”ドラゴンボール"のかめはめ波、ゲームの"ストリートファイター"の波動拳、と来てルカリオの「はどうだん」までエネルギー弾のルーツも全て格闘ジャンルですね。

格闘ゲームという文化の存在は欠かせないでしょう。ゲームにおいてプレイヤーどうしのかけひきが生じる楽しさ対戦型格ゲーブームを作ったのはカプコンのストリートファイターⅡと思われます。

形は違えどポケモンがNPC相手だけでなく対人戦も盛り込まれた経緯もそこにあるはずで、鉄拳シリーズとのコラボと言える"ポッ拳"もその流れを継いでいるでしょう。

ポケモンの生誕を祝う上で、そこに至るゲームの文脈もリスペクトしていこう、ということで勝手ながらかくとうタイプのロゴはストリートファイターをオマージュしました。ロゴをつくってくれたのはT.Mさんです。


2016年8月8日月曜日

20th祝いつくす解説 ノーマルタイプ


2016年に公開されたポケモンファンによる企画『ポケモン20thを祝いつくす動画』シリーズの主催をさせていただきました、生㌔Pです。

これは2021年サービス終了したブロマガからの移転記事です。今読んで意味が伝わるように添削・修正しました。現時点で既に25周年ですって…怖。


ニコニコ動画とYouTube(プレイリスト)で公開しました。

はじめに

このブログについて 「ポケットモンスターシリーズ」の世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に 原作 である ゲーム を中心 に、派生ゲームやTVアニメ、映画から得られる情報など...