このブログについて
主に原作であるゲームを中心に、派生ゲームやTVアニメ、映画から得られる情報などを補足とし、考察や調べた情報の出典を備忘録も兼ねてまとめていきます。
元来は趣味の二次創作活動において、より原作に忠実なポケモンの生態描写などを心がけるために始めた考察の習慣ですが、現在はほぼそれ自体がメインです。
2017年以後では、ポケモン図鑑記載の"たかさ"に最もフォーカスしています。
ところでカメックスの30年ほど前と現在の姿に、違いがあることはご存知だろうか。
『ポケットモンスター 赤・緑・青』をリメイクした『ファイアレッド・リーフグリーン』(以下FRLG)で描き直された公式イラストで、「背中の大砲のフタ」部分の甲羅の形状の断面が( から[ に変わった。
個人的にこの変更されたパーツを「キャノンカバー」と呼称している。
私はこの変更が気に食わなかったので長年元のデザイン、特に『青』のパッケージに描かれたカメックス(以下前者)に合わせてイラストを描いてきた(左)。
しかし、ある日を境に、ふと思い立って右図のように描き直した。
どのような心境の変化で変更後のデザイン(以下後者)を受け入れたか文章に残しておく。
ポケモンのデザインが話題にあがる際、引用されるのは基本"公式イラスト"だ。ポケモンキャラクターは様々なメディア、クリエイターによって多様に描かれるが、その原作・デザインの基準にあたる。
"公式イラスト"が描かれた時期は、新旧10年以上開きがあり、絵柄の変化、絵の更新、描き手が交代したものも含まれる。デザインそのものの単純比較が難しいことはこれまでの記事で纏めてきた通りだ。
その"公式イラスト"をこれまで多く手掛けてきた杉森建氏は、書籍「ポケモンカードゲーム イラストコレクション」(2014)で"公式イラスト"について語っている。
-ポケモンの公式イラストとポケモンカードゲームのイラストの特徴や作画時のポイントを教えてください
公式イラストは、ポケモンを紹介する役割があります。このポケモンはこういうすがたをしていて、こういう行動をするとか、そのポケモンの個性を1枚のイラストで全部見せないといけません。そのため、平均的な構図やポーズになってしまいがちです。
かたやポケモンカードゲームは、場面を切り取ったような絵なので、攻めたイラストを描けます。カメラがすごく寄ってもいいし、アングルも自由です。迫力さえ出れば、ポケモンの体をすべて描かなくてもOKになります。特別なワザを出しているところなど、ポケモンのさまざまな面を描けます。そこが面白さですよね。/ポケモンカードゲーム イラストコレクション(2014)
ポケモンカードイラストはいわゆる"派生"だが、今回は"本家"でもある杉森氏によるカード描き下ろしイラストに注目してみよう。
カードゲーム自体はこどもと軽く遊ぶ程度の熱心なプレイヤーではなく、イラスト愛好家な視点になる。さほど詳しいわけではないので間違った言及があれば指摘頂ければ幸い。
ポケモンで有名な都市伝説。
あるあさのこと。ゲーム「赤・緑」のポケモン図鑑で読める、ユンゲラーというキャラクターの説明文だ。ポケモンの正体が、実は人間だったというセンセーショナルな内容から、話題にあがりやすい。
ちょうのうりょく しょうねんが
ベッドから めざめると
ユンゲラーに へんしん していた。
実はこの文章には続きが存在しているのだ。
「ある朝のこと。超能力少年がベッドから目覚めるとユンゲラーに変身していた」ユンゲラーを題材にした小説『変身』が、<第2回>ポケモン文学賞を受賞したのは記憶に新しい。ピカチュウが"アイドルのポケモン"だとすれば、ユンゲラーは"玄人好みのポケモン"といえる。/『ポケットモンスター図鑑』(1996)
なんと、少年がユンゲラーに変身した話は、小説の架空の出来事だったのだ……
出典もなしに引用、誤解を与える形で切り取るとは、"図鑑"にあるまじき記述!
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| 画像左が表紙、右が裏表紙 |
この詳細な文章が掲載されている攻略本『ポケットモンスター図鑑』は1996年4月5日発行。ゲームが発売されたのは同年2月27日。うるう年だったので1ヶ月とちょうど1週間後に出た、攻略本としては最古の部類になるだろう。当ブログでも度々紹介しているポケモン考察には欠かせないバイブルだ。
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| 赤・緑151とブラック・ホワイト156のデザインのバリエーション比較図 |
このブログについて 「ポケットモンスターシリーズ」の世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に 原作 である ゲーム を中心 に、派生ゲームやTVアニメ、映画から得られる情報など...