2016年12月31日土曜日

20th祝いつくす解説 こおりタイプ

ポケモン20thを祝いつくす動画こおりタイプの解説です。

 こおりタイプはゴーストと並んで少なく34種しかしません。こおりタイプをもつポケモンはまず優先してこの動画に登場させました。
 動画のコンセプトは「つめたい世界」で白銀の世界と冷気の霧がただようイメージでまとめてます。特性ゆきがくれでポケモンたちの全貌をあえて見えにくくさせています。ちなみに「しろいきり」もこおりタイプのワザです。

 BGMは金銀の"こおりのぬけみち"をKagem(なっとくP)さんにアレンジしてもらいました。攻略に苦労した人も多いダンジョンで印象的な曲です。冷たい氷の世界にいるような反響感がマッチしてます。
タイトルロゴは、はるさんに作って頂きました。

最初は流氷が浮かぶ冷たい海の上をイメージ。初代のこおりタイプは、みずの上位なイメージで、ジュゴンやパルシェンは進化しないとこおりタイプを得ません。他がルージュラやラプラスというレアな奴らなので、おかげでPokemonGOのこおりタイプのメダル獲得は難易度が高いです。
 見つかると水へ逃げてしまうジュゴンは 星野ほしこさん、親子のクマシュン ツンベアーは nemnemさん、霧の奥のラプラスは こいたさん担当。
 図鑑説明文で描かれた、タマザラシを回して遊ぶトドグラーは すずのみさん。トドゼルガは にぼしさん。それぞれモチーフであるアザラシ、トド(アシカ科)、セイウチは別の科です。

カチコーリたちを載せて浮上するクレベースは氷山が海面でひっくり返るようなイメージで 雑煮さんにお願いしました。

 パルシェンは殻の開閉ギミックをPEARL7さんに描いて頂きました。スキルリンクによる誘導ミサイルなツララも撃たせてみました。
 場所が雪原へ移行します。ムチュール ユキワラシ ユキカブリはホイラさん担当。
こおりタイプではないですが、シキジカ冬の姿はみつぼしさんの提案で登場させました。


尾が袋状になっているというサンタクロースモチーフなデリバードは 育屋さん、駆けるマニューラは ゆねいずさん、霧の中佇むグレイシアは るいんさん担当。

 シルエットでユキノオーがメガシンカするアイディアはパーカーさん。メガユキノオー登場のタイミングから背景にもあられが降り始めます。
太古の時代もこのような生息地にいただろうアマルルガは こいたさん、氷のジムリーダー・ヤナギは あぜみちとんびさん、楽しそうにくるっと回るバニプッチ、バニリッチ、バイバニラは とーきさん担当。

 特徴的な長い尾の棚引くフリーザーは蟹公さん、雪の結晶そのものなフリージオはSHALさん担当。オニゴーリはプリムとメガシンカします。スヌピさん担当。

 ユキメノコは雪女感の出るベール纏っています。杁乃さん担当。列を成して歩くウリムー イノムー マンムーは 新猫さん担当。薄着で寒そうな氷の使い手たちスズナとカンナは戸川めいさん担当です。
 最後に、BWの一瞬でジャイアントホールを雪の世界にかえた"こごえるせかい"が印象的だったキュレム。トネコさん担当です。

 暗転後、"点"の登場カットを経てレジアイス登場で〆。描いてくださったのはsuzukiさんです。弱点順に動画を繋げる演出上、こおり・いわ・はがねが続く箇所ができたため、レジ系で繋がる仕掛けを入れてみました。
 次はいわタイプの解説を予定しています。



2016年12月19日月曜日

20th祝いつくす解説 じめんタイプ

アローラ!お久しぶりです。ずいぶん時間があいてしまいましたが、
ポケモン20thを祝いつくす動画 じめんタイプの解説です。

 じめんタイプの動画のコンセプトは、企画当初(2015年春ごろ)は決まらず悩ましかったのですが、大地を疾走する映像のイメージはぼんやりとありました。
 じめんポケモンには、サイホーンやドンファン、カバルドンなど、巨体をもつ哺乳類をモチーフとしたものが多く(動物園の土の匂いを思い浮かべます)、予てからそれらの特徴として図鑑説明文で「やたらと大型車を破壊」したがるなと感じていました。そこで、実際に動画の中で車を走らせて、それを破壊する描写を見せる映像、レース動画にしようと決めました。


 車がレースコースを走る映像にするには、3DCGが手っ取り早いですが、じめんポケモンのイラストを募集するのに全て3DCGのデータを条件にするのは集めるのも作るのも厳しいです。ポケモンたちは2Dイラストで募集しつつ、イラストと親和性のある擬似的な3D空間のコースを走る映像を目指しました。そこで参考にしたのがSEGAのアーケードゲーム、アウトラン(ダウンロード版で3DSでも遊べます)。こちらは今年30周年なんですね。スピードなどは本家のような爽快感はありませんが、あくまで主役であるコース上のポケモンの視認性との兼ね合いでこのようにまとめました。


<すいません、アップした画像が消えたまま復帰できない状態です>

 画像左は動画中の1シーンを別角度から見た画像です。道路も地面も繰り返しのパターンを並べており、ポケモンたちや草むらなどもポリゴンではなく透明の板に透過する画像があてているだけです。祝いつくす動画の作業はAfterEffectsというアニメ撮影(アニメーターが描いたアニメのコマを繋いで映像にする作業)でよく使われるPCソフトを用いています。

 コースを曲線で描くと道路のタイルが敷かれ、それにカメラが沿って動くようなエクスプレッション(プログラム)を書いて動かしています。映像というよりむしろFlashなどで簡易的なゲームを作ってるようなイメージですね。これを全て手作業でやるととてつもなく時間がかかる上に、修正しようとすると1からやり直しになりかねないため、ある程度自動化させる必要がありました。これにより車のスピード、ポケモンたちが登場して動くタイミング、極力気持ち悪くならないようなカメラワークの制御、が可能になりました。結果、書き出すのに非常に計算時間のかかる内容になってしまい、企画進行の遅れの最大の要因でした。20周年当日に全て間に合わなかったのはほぼこのせい…当時は大変おまたせしてしまって申し訳ないです。それでもこのコンセプトでやりたかったんですね。


 じめんタイプのBGMは生㌔P自らアレンジさせて頂きました。動画制作の性質上、なかなか決まった尺や展開を決められず、柔軟に組み替えながら曲も合わせていく必要があったため、自分で映像と音楽の編集を同時進行で調整していきました。原曲の111番道路はダンジョン曲の中でも特に大好きなBGMで、自分でいじりたいという気持ちもありましたが。レーシング風のアレンジも ぶっちゃけアウトランの曲(特にSPLASH WAVE)を意識しています。

 主人公機はフェラーリっぽいなにか(エンブレムは、ほのおタイプのギャロップを流用)。運転手(センリ)と車体イラストは生㌔が用意しました。微妙にアングルが違う車体を用意して、カーブを曲がる際に画像が差し替わるように組んでいます。助手席のハルカの表情違いや風ではためくアニメーションは、ココアさんが描いてくださいました。

スタート地点はホウエン地方カイナシティ近くの湾から続く干潟、というイメージ。
 みず・じめんタイプ組が登場します。通り過ぎる車を目で追うウパー ヌオーがかわいいです。立っているポーズと座っているポーズでそれぞれ2種存在、ぐれみさん担当です。
ドジョッチが出てきてコンニチワ、地震をおこすナマズンの担当は SHALさん。
毒手をペロリとするガマゲロゲ えりねーさん、西と東の海のトリトドンは とーきさん担当。
トラップポケモンとして道路上で待ち受けるマッギョは すずねこさん担当。

 道路標識もポケモンネタが仕込まれています。通過する車に驚くゴマゾウは Bo9さん担当。
サンド、サンドパンは丸くなってころがってくる動きも。担当は月居りなさん。
 ドダイトスは図鑑の説明文「大昔の人々は 大地の下には巨大なドダイトスがいると空想していた。」を体現するように、巨大な存在として登場させています。ドダイトスの背中の上でひとつの生態系が成り立っているほどで、小さな鳥ポケモンを纏わせてスケール感も出しています。担当は歩行差分含め ありがひとし?さん…一体何者なんでしょう。あくまで一ポケモンファンである参加者様です。
 モグリューの他、ヒポポタス♂♀、フカマルも担当されているのは育屋さん。モブのトラック(ゴーリキ引越社やBWに登場したトラック) もお願いしました。途中、クチバシティの港から、サントアンヌ号を出向させずになみのりすると確認できる「謎のトラック」も登場させましたが、この動画ではちょっと伝わりづらいですね。運転手を倒すとタダ乗りできるミアレタクシーも。
 東北支援のPokemon with youバンやピカチュウカーなどのモブカーは あぜみち とんびさんに描いていただきました。

 背景が砂漠エリアに突入します。BGMの原曲でもあるホウエン地方111番道路を意識したフィールドで、背景に えんとつやまを意識した火山も入れてあります。

 地中から飛び出すメグロコは Furo-Yuutoさん担当。ツチニンは こげつさん担当。アニメーションの使い所を変えて、何度か登場します。
 カバルドンも図鑑に「じどうしゃを ペシャンコに つぶしてしまう はかいりょくだ」と車の破壊者である記述があるので、車を噛み砕いてもらいました。XY以降丸裸で登場しますが、BWのドット絵のように砂に半身埋れている姿が似合うと思い、良之さんに砂中から現れる様子を描いて頂きました。ここから特性"すなおこし"で動画中も砂嵐が舞います。
 道路標識の102・追い越し禁止・ガブリアス注意 はTwitterで提供頂いたネタです。


ガバイトは砂中から飛び出しきりさいてきます。はりぽさん担当。
ナックラーはありじこくの中から。 ハリセンさん
3D空間で堀り跡を残しながら進むディグダ&ダグトリオは、単純なようでなかなか大変。デザインはシンプルなのにいざ素材を描いてもらうとなると仕様の伝達が複雑でした。地面掘跡は生㌔がエフェクト制作、本体部分担当は、かなでさん。
 ポケモンコロシアムの主人公とヒロイン、レオ&ミレイはカコノコさんのアイディアで登場できました。特徴的なサイドバイクと砂漠がよく似合います。

ワルビルは砂から飛び出るところを、ワルビアルもまた自動車のボディをひきちぎる破壊者な一面を。ひらやまさん担当。
ビブラーバ フライゴンは音波を出している様子を。ドラゴンタイプではなくじめんタイプに登場させたのは、タマゴグループがドラゴンじゃなく虫というのもありますが、"さばくのせいれい"の二つ名を持つフライゴンはこちらの方が相応しかろうという判断です。精霊と蜻蛉をかけてるのがクールですね。えのんさん担当。
ランドロス(れいじゅうフォルム) は空を駆ける所を。まにょんさん担当。
通り過ぎるジガルデ10%フォルムはtduさん担当。

 ドンファンは車でなく民家を壊すタイプですが、トラックを回転態でふっ飛ばさせました。タイヤのような姿ですね。アマギさん担当。
 グライガーは滑空する姿と、顔面に張り付いて襲う習性をKinoさんに描いて頂きました。グライガーはかわいいですが、とびさそりポケモンという創作生物は恐ろしいですね。

グライオンも上空で滑空しています。こちらは かきのはさん担当。
 サイホーン担当のフェルトさんは、じめんタイプのタイトルロゴのデザインも担当でもあります。ロゴの装飾であったサイホーンに加筆して登場させました。

 地中に突入し、BGMもDPのちかつうろアレンジになります。元々111番道路のアレンジでもあるので自然に繋がります。制作中、ここからはドリル地帯と呼んでいました。
 まずドリル形態を持つドリュウズ、メリノさん担当。モグラ→土竜→ドリュウ→ドリルというネーミングは巧いですね。
 元祖・分類"ドリルポケモン"であるニドクイン、ニドキングは ポリさん担当。どくタイプのイメージも強いですが、ドリル地帯で出したかったのでここで満を持して登場。一瞬の出番でも目にとまるようなキメの動きを目指して描いて頂きました。

 ドリルポケモンの中で最もドリルしているサイドン。初代ポケモンの内部データにわりあてられた番号が最も若く、ゲーム開発におけるポケモン1号とも噂されます。初代にしてドリルポケモンが3匹もいることや、つのドリルにドリルくちばしなど、ドリルが好きすぎるポケモンシリーズを代表しているとも。担当はオカザキ(こころりP)さん。
 ドリル繋がりでゲームフリーク開発の『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』くるりとラセンダーをゲスト出演。ディレクターは杉森建さんで、やはりポケモン初期のドリルまみれな原因はこの方ですよね。キャラデザは吉田宏信さん(デオキシスやダークライなど)。搭乗ロボがガンメンに似ていますがグレンラガンより前の作品ですよ。生㌔担当。
 グラードンは地底に眠る姿、特にエメラルドバージョンのえんとつやま内部で眠っている設定を思い浮かべてカコノコさんに描いて頂きました。こちらもまた、巨大感を強調した演出を目指しています。

 トンネルを抜けると、ライバル車が割り込んできます。申し訳程度のレース要素。運転手はマグマ団リーダーマツブサでGBA〜DS時代を意識した戦闘カットインを入れました。
マツブサカットインと、バクーダ メガバクーダは、はるはるさん担当。
メガシンカカットインも車上ハルカも同じくココアさん担当。ラグラージ・メガラグラージもみずタイプのミズゴロウたちに引き続いて描いて頂きました。

 移動中の車上の技の応酬をやったあと、メガラグラージの設定画に載っている能力、腕のジェット水流で加速してレースに勝ちます。

 ラストは"おわりのだいち"を背景に立ちはだかるゲンシグラードンで〆。RIi2さんに圧倒的な姿を描いて頂きました。


パロディ元のアウトランよろしく時速表示やコース選択、冒頭のラジオによる選曲なども入れてみたかったですがそこまでは余裕なく。実装できませんでしたがコース上に落ちているジガルデ・セルを拾って集めていく…なんて構想もありました。

 以上です。動画制作工程同様、解説のアプローチにも手間取って、サンムーン発売後にもつれこんでしまいました。次回は引き続きこおりタイプの解説を予定しています。



2016年11月10日木曜日

20th祝いつくす解説 でんきタイプ

ポケモン20thを祝いつくす動画でんきタイプの解説です。

 でんきタイプのコンセプトは構想時点で何度か変動があり、「かがくのちからってスゲー!」という科学学習な雰囲気、ディズニーランドのエレクトリックパレード、アニメの「だーれだ」のようなシルエットクイズ…など試行錯誤が続いていました。

ピカチュウに始まり、プラスル・マイナン~デデンネまで、頬でんきぶくろ族が集結しているため、彼らを中心にまとめていく方針にかたまっていきました。

動画シリーズ制作は遅れが発生していたため、20周年である2/27当日に全タイプの公開は間に合わないと判断し、でんきタイプを一旦の区切りとすることにしました。エンディングと接続する演出へと変更したため、全体的に制作者への感謝を押し出した内容になっています。


 BGMは電気、ピコピコサウンド、という連想で黒魔さんにお願いしました。エレクトリックパレードというキーワードをお伝えして、初代~金銀のBGMメドレーで纏めていただきました。制作途中、初代自転車BGMが、どくやむしタイプ(自転車アレンジのむしとり大会)とかぶってしまったため、差し替えなど調整をしていただきました。

 ピカチュウはポケモンシリーズを代表するキャラクターと言ってしまって過言ではないでしょう。初代のイメージからアニメや漫画、派生ゲームやポケモンセンターの絵柄まで幅広い顔をもつピカチュウたちを全て描いてくださったのはLaiさん。それぞれについて詳しくはこちら(pixivのページ)を参照ください。ピカチュウというのがポケモンの種族名であり、いろんなピカチュウがあっていい、サトシのピカチュウもプレイヤーのピカチュウも個として両立できる、それがポケモンというキャラクターの特徴であり、他にあまり見ない魅力ですね。LaiさんにはHGSSで出会えるピチュー(色違い)とギザ耳ピチューも描いていただきました。

 多くの電気ポケモンは、電撃のビリビリをイメージした線画でパーツを見せてポケモンクイズをしている場面とするため、通常の彩色されたイラストと、線画のみの状態2種描いて頂きました。線画の方はビリビリさせるためにさらに差分を数枚用意して動かしています。
サンダースは マツコさん、コリンクは に塩かさん担当。
 また、ポケモンクイズを見守り、リアクションをとる存在として、各世代に登場するピカチュウ似の歴代でんきぶくろ族を配置しました。プラスル マイナン、そして後に登場するパチリス エモンガ デデンネは あまみさん担当です。ポケモンによって反応を買えるため、喜んだり、驚いたり、といった表情差分をお願いしました。

 エリキテルはヒダの形状変化がモーションとして存在する、3DS世代ならではのデザインです。電気のスイッチON/OFFを意識したシーンとして、ひだが垂れている状態と放電中の状態を コロ輔さんに描いていただきました。

 メリープ モココ デンリュウも寝ている状態と目覚めた状態のスイッチングを かものさんに描いていただきました。メガデンリュウはタマゴ分類がドラゴングループでないポケモンが得たドラゴンタイプとして珍しいパターンです。日本人であれば電流→電龍と察しがつきますが、英語圏のAmpharos(電流のアンペア+ファロス島のアレクサンドリアの大灯台)からメガシンカでドラゴン化する発想は出てこないかもしれません。

 引き続きポケモンクイズです。くうさん担当のラクライは、なかなか見ない犬っぽい表情が新たな魅力を引き出してるように思いました。ルクシオは に塩かさん、エレブーは 作之介さん、バチュルは うりゅさん担当です。リアクションにも変化が出てきます。

 このあたりがエレクトリックパレードな名残です。エレキッドは うりゅさん、ゼブライカは ぐるだぐさん。シビシラス シビビールは ミックーさん担当。
ビリリダマといったら自爆を おとなラPがアニメーションさせてくださいました。

 エレザードはフラッシュをたいて威嚇している場面。モチーフのエリマキトカゲが出演した古い有名なクルマのCMをイメージして ツク之助さんにお願いしたところ、CMのように襟巻を広げて走る姿は本来の野生ではめったになく、撮影用にストレスを与えられた不自然なものだったと教わりました。あまり見れる機会なくもったいないなぁと思っていたのですが、ゲームフリークが攻撃時にしか襟巻を立たせないようにモーションを組んでいるのには、そういうわけがあったんですね。勉強になりました。


 ポケモンの原作ゲーム、初代である赤緑は、任天堂、クリーチャーズ、ゲームフリークの三社で作り上げ、著作権表示もこの三社が並んでいます。BGM内にピコーンというゲームボーイの起動音が仕込まれていたので、ここは実機と同じくNINTENDOロゴを出すしかあるまいと思い、ありがとうのメッセージとして仕込んでおきました。

 クリーチャーズは主にプロデュースの立場から、現在の株式会社ポケモンの石原社長が当時立ち上げた会社で、日本初の国産TCGとしてポケモンカードの開発も進めていました。『ポケモンいえるかな?』のイマクニ?氏も出させて頂きました。イマクニ?氏自身のイラストのタッチを意識して生㌔が描きました。

 ポケモンを制作した中心が田尻智氏を社長としたゲームフリークです。ピカチュウが取得した専用技"ボルテッカー"の元ネタである、ゲームフリーク制作の過去作品「パルスマン」に登場してもらいました。担当はニドさん。同じくゲームフリーク制作の「ソリティ馬」にはまった参加者さんから、シママでオマージュして描きたいと提案があったので採用しました。担当のマツコさんに、シママが馬走りするアニメーションと、優勝風イラストでジョッキーに扮したBW主人公とカミツレを描いて頂きました。

ポケモンクイズ、 シビルドンは るいんさん、レントラー どーさん担当です。
デンチュラはエレキネットで登場。毛糸球さん担当。
youtube版で追加されました、"電"車繋がりでBWのノボリとクダリ。 青波燦さん担当。

ラストのエレクトリックパレードです。ライチュウは どーさん、エレキブルは 68さん、ライボルト、メガライボルト担当は くうさん。このあたりは強そうなポケモンたちで。

ボルトロス(れいじゅう) コロ輔さん、ライコウ まにょんさん、コイル ひわたさん、サンダー 作之介さん担当です。伝説の間にはさまれても遜色ない存在感のコイルさん。

ラストはマルマインのだいばくはつで締め。全てアナログ作画のアニメーションをあまあしさんが描いてくださいました。白い紙の上に色相反転して電撃エフェクトになるように描いて光るラインを表現しています。こんな美しい大爆発はなかなか見ないですね。

ニコニコ版ではここでエンディングに突入して、ここまでの参加者のクレジットと、応募頂いた皆さんのお祝いイラストをスライドショーで流しました。「ポケットにファンタジー」原曲など姑息な演出も使ってしまいましたが、それについてはまた後日解説するとして、youtube版の方で追加されたものを説明します。ポケモンが20年も続いたのはこの人たちのおかげ!という生㌔個人的なセレクトで偉人たちに感謝の気持ちを伝えるコーナーとしました。担当者が描かれていないものは生㌔が写真から模写したイラストです。

 あなたと一緒にお祝いしたかった、任天堂、故・岩田前社長。ポケモンの海外版ローカライズから、ポケモンスタジアム戦闘プログラム移植、ワイヤレスアダプタ同梱、劇場でDSに配信、そしてPokemonGO開発…ポケモンへの貢献度は語るに尽きません。特にHGSSの"社長が訊く"は一度読んでみてください。担当はおるらいさん。
 初代ポケモンをバージョン分けするアイディアを、赤緑2色に絞るアイディアなど、プロデユースの立場から助言してくれた宮本茂氏。ライバルの「シゲル」の名前の由来でもあり、ポケモンが今年コラボしたマリオシリーズの生みの親でもあります。
 ポケモンが子どもたちに普及する流れを支えたコロコロコミック、小学館の久保雅一氏。
アニメ化も彼が持ち込んだ企画だそう。その流れは書籍「ポケモンストーリー」などで詳しく見れます。

 ポケモンアニメ総監督であり、来年20作目を迎える劇場版の監督を続けてきた湯山邦彦氏。間違いなくアニメの、下手するとゲームの内容より広く世間に知らしめた"ポケモン世界観"を方向付けた方であり、ポケモン20年を語るのに外せない人物です。

 故・首藤剛志氏はポケモンアニメ初期の脚本家であり、シリーズ構成をされていました。視聴者を虜にさせる独特の台詞回しはロケット団の口上などにも表れていますね。何故サトシのピカチュウがボールに入らない設定にしたのか、ニャースがしゃべるのか、そしてミュウツーの逆襲制作の舞台裏などが読める アニメスタイルでの連載記事は必読です。
 石原恒和社長は、前述のとおりポケモンのプロデューサーとしてクリーチャーズ社をたちあげ、ポケモンカードなどを開発していましたが、ポケモンのヒットによってグッズなどの版権管理が膨大な量となり、キャラクタービジネスを管理するための会社として株式会社ポケモンを立ち上げました。現在のクリーチャーズの方は「めざせポケットモンスター」の作曲者でもある田中宏和氏が社長になっています。

 ポケモンの原作ゲームを制作しているゲームフリークの森本茂樹氏。プログラマーとして初代から参加しており、ポケモンのデザインもしています。明かされている話では、幻のポケモンミュウをこっそり仕込んだ実行犯、ということになっています。赤緑完成直前に、通信ケーブルを活かす遊びとして急遽通信対戦が実装することになり大変な思いをされたよう。以来ポケモンは収集や交換以上にポケモン対人戦ゲームとしての側面が大きな位置を占めるようになっていきました。現在は新しい技や特性、対戦バランスを監修するバトルディレクターです。
 ゲームフリークポケモンサウンドチームの4人、景山将太氏(ORASまで参加) 、一之瀬剛氏、足立美奈子氏、佐藤仁美氏。この企画でも数々のゲームBGMをお借りしてアレンジさせて頂きました。イラスト担当はマツコさん。


 全世界共通のピカチュウの声をあてた大谷育江氏、ピカチュウのデザインを生み出した にしだあつこ氏。ニコニコ版にもyoutube版にもないものですが、ニコニコにアップした追加クレジットの動画で追加させていただきました。担当は都輪さん。今まで他のブイズと同じくイーブイもにしだ氏のデザインと思いこんで画面にイーブイを登場させてしまいましたが、都輪さんがTwitter上でお聞きした、にしだ氏ご本人の情報よるとイーブイは実は藤原基史氏のデザインだったよう。どんどんしらない事実がでてくるなぁ。

 ディレクター、プロデューサー、そして作曲家でもある増田順一氏。あまりにもポケモンの表の顔として立ちすぎていて、担当されてない仕事についてさえ「増田ァ」と言われてしまうほど…どんな辛辣な言葉にも丁寧にリプライ返していく強い人ですね。初代ポケモンの全ての音楽と鳴き声、効果音を担当し、RSからXYまでのゲーム完全新作をディレクションしてきました。初代からどんどん変わっていくポケモンですが、もはや20年のうち半分を育ててきた男と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。ついにサンムーンからはディレクター世代交代に。今までお疲れ様でした。そしてこれからもポケモンをお願いします。いつまでも元気に曲を作り続けてほしい!

 アートディレクターの杉森建氏。初代からトレーナーやポケモンの公式絵を描き続けて、大勢のデザイナーによるキャラクター群に、杉森さんの絵柄という統一感を与えてくれました。今も変わらぬポケモン感というのの拠り所のひとつとも言えるかもしれません。それも徐々に他の社員の方へ受け継がれていき、少しずつ世代交代が始まっているように思います。
自分も杉森さんのイラストには多大な影響をうけました。初期の水彩塗りも素晴らしいですが、金銀のトレーナーやポケモンカードなどデジタル彩色による試行錯誤も早い時期でしたね。公式絵の塗りの質感もデジタルへの移行としては成功していると思っています。
難しいかもしれませんが、いつかデザインチームの資料をまとめた本を出してください!

 最後はゲームフリーク創設者、創刊者である田尻智社長。同人誌からのスタート、ファミコンでインディーズでゲームをリリース、そしてポケモンを生み出したもはや伝説の人物です。小さな会社を維持しながら6年もの歳月をかけた苦労と執念、初代ポケモン0から1に変えた功績は測り知れないでしょう。初代ポケモンの独特の世界観とゲームデザインは今もなお魅了されるものであったと、VCやPokemonGOをやりながら再確認しつつ、徐々に内容が明かされていくサンムーンへと"進化"を遂げた姿と見比べるという ものすごい20周年を体験させていただきました。


 弱点順で組まれている公開順は、実は途中で変更があって
みず→でんき→じめん→くさ→ひこう→こおり で当初考えていましたが、
みず→くさ→ひこう→でんき→じめん→こおり に組み替えました。
BGMの金銀エンディングと、クレジットと公募したEDイラストを合わせるのが一番しっくりくるので、2/27までに組み上がっている くさ・ひこうを先行公開、また到底間に合わない"じめんタイプ"を先延ばしにするため、弱点順がつながる範囲で変更しました。
でんきタイプの動画を見るたびにそんな動画制作当時のバタバタを思い出します。

 次回、じめんタイプです。



2016年11月8日火曜日

20th祝いつくす解説 ひこうタイプ

「そらをとぶ」による移動のため必ずパーティに1体は必要となるタイプとして、空を移動していく映像を中心に、また移動先を選ぶときに見ることになる歴代タウンマップを動画内に入れ、冒険の舞台となった各地方を登場させました。基本的に羽ばたきアニメーションが必須な動画になり、飛行タイプ担当者はかなりのカロリーを要したと思います。

 BGMはORASのおおぞらをとぶの「天翔ける夢」をあいがるさんにアレンジして頂きました。広い陸と海を冒険するホウエン地方でついに空を自由に飛べるようになった感動も相まってとても好きな曲です。




2016年11月5日土曜日

20th祝いつくす解説 くさタイプ

木は動物のように素早く動きませんが、ゆっくりと根や幹を伸ばし、ときにはアスファルトをも破壊して大きく育っていきます。アニメーションとして動かさずに壮大な力を感じられるような動画構成として、奥行き感のある横長の絵巻のような映像にしてみました。また春夏秋冬の季節の変化を動画の展開として取り入れています。

タイトルロ担当は、はるさん。四季の巡りを花の環で表現していただきました。
BGM編曲はカラスヤサボウさんでDPよりハクタイの森です。素晴らしいアレンジで聴く度に泣きそうになります。


2016年11月2日水曜日

20th祝いつくす解説 みずタイプ海水域

数の多いみずポケモンを淡水海水で2つに分けた、後編になります。海岸、海中、海底のポケモンたちの生態を追う、ドキュメンタリー風の映像を目指しています。タイトルロゴは引き続きT.Mさん。BGM編曲も淡水域と同じくソニーさんで、オメガルビー・アルファサファイアの「視線!ダイバー」の曲をベースにアレンジして頂きました。


2016年11月1日火曜日

20th祝いつくす解説 みずタイプ淡水域

20thを祝いつくす動画 みずタイプの解説です。全20のうち10番目の折り返し地点です。

みずタイプをもつポケモンは、XYまででフォルムチェンジで加わるものなど合わせ118種と全タイプの中一番多く(こおりは最も少なく34種)、みず単体でも60種の多さです。他のタイプの動画と合わせるとキツキツになることが予想されたので、2編に分けることにしました。

 みずポケモンにとっての「水」は水辺などの生息域に関わる要素であるとして、淡水域と海水域に棲むポケモンで分けてみることにしました。

川と海の生物は水中の塩分やミネラルの濃度で棲み分けており、体液の塩分濃度もそれぞれ違います。産卵時に川を登る鮭などは浸透圧調整の機能が高くゆっくり順応しますが、本来淡水域の生き物を海水にあるいは逆に漬けると死んでしまいます。海で生まれた生命が、陸棲へと進化する前にたちはだかるハードルがこの淡水だったわけです。

ポケモンではそういうことは考えないようになっていますが、技しおみずは海水など、将来お互い弱点な海水タイプと淡水タイプに分かれたらどうなるかなと常々思っていたので、その考察も含めて一度やってみたかった分類です。

2016年10月26日水曜日

20th祝いつくす解説 ほのおタイプ

ほのおタイプのコンセプト

技の威力や ポケモン自身の能力を計算に入れた上で相手に与える数値を"火力"と俗に呼ぶように、燃えているだけで生物にとって脅威である「火」には攻撃に関するニュアンスが含まれていると思います。

そこでほのおタイプの動画ではポケモンの放つ"火力"を見せるコンセプトにしました。光を放つ炎を視認しやすいように背景は暗闇にし、特に序盤は光源がポケモン自身の炎のみ、という雰囲気を目指しています。

ほのおタイプのロゴデザインはT.Mさん。担当ポケモンより担当タイトルロゴの方が受け持ち多い 本職のデザイナーだったりします。

BGM担当あいがるさんは、Twitterから曲で協力できないかと声をかけてくださいました。今回の企画は動画演出に絡んだオーダーも多く担当者探しが難航していたので、とても貴重な出会いでした。素敵なアレンジをして頂いています。



2016年10月25日火曜日

20th祝いつくす解説 むしタイプ

ポケモン20thを祝いつくす動画 むしタイプの解説です。エスパー、ゴースト、あく、と暗い感じの動画が続きましたが、ここでようやく明るく楽しいポケモン像に戻ってきます。

動画コンセプト


ポケモンを捕まえて集める楽しさは、原案・田尻智氏の幼少期の昆虫採集体験をゲームに落とし込んだものと言われています。今年夏(2016年)PokemonGOが大流行したように、これらはポケモンの面白さの根源的な部分なのかもしれません。



 むしタイプの動画は昆虫図鑑の世界をテーマにまとめました。BGM編曲とロゴデザインはウーニさん担当です。ウーニさんはパラスのイラストも担当されていてとても多才ですね。BGMは金銀で明るくアレンジされた方の「トキワのもり」のテーマから始まります。

2016年9月25日日曜日

20th祝いつくす解説 あくタイプ


数あるタイプの中でも特に解釈が困難なのが、あくタイプです。

あくタイプは悪なのか?

正義と悪という二項対立を思い浮かべると思いますが、正義タイプは存在しません。代わりに、噛み付くことは格闘技で反則技だったり、かくとうタイプにせいぎのつるぎという技があったり、せいぎのこころという、対あくタイプな特性もあるように、格闘タイプが正義側というイメージは感じ取れます。これはあくまでプロレスでいう所の「悪役レスラー」なギミックかと思います。

ポケモンはゲームもアニメも正義と悪という二元論に収まらない世界観で、あくタイプをもつポケモンが悪に染まった存在、と断定できるわけでもありません。

英語圏ではDARK typeとなりますが、バットマンのように"ダークヒーロー"という概念も存在しますね。映画のLEGOムービーではバットマンが「黒」大好きな中二病なヒーローとしてちゃかされていましたが、言ってしまえば厨二要素大好きな人が大好物な世界観、と定義してもいいかもしれません。動画のテイストとしては、ダークでワルな格好いい感じを目指しつつ、テーマとしては"悪"とは一体なにか、観る人に考えさせる方向性でまとめています。

2016年9月17日土曜日

20th祝いつくす解説 ゴーストタイプ

この企画は ある意味ポケモンに呪われた子どもたちによる20年分の怨念…
ゴーストタイプ冒頭の企画ロゴが数フレームだけ、"祝"の字が”呪”になっています。


2016年9月9日金曜日

20th祝いつくす解説 エスパータイプ

エスパータイプに属するポケモンのモチーフには、超能力の他、古代文明、宇宙といったものが多く、これらが属するジャンルをざっくり「オカルト」とくくりました。個人的には石ノ森章太郎のSF漫画によく登場するモチーフとして関連性を感じます。

ウーニさんが担当したタイトルロゴはオカルト情報誌"月刊ムー"を意識したタイポグラフィになっています。



エスパータイプのルーツ


 動画はゴーストタイプより怖いと評判頂きました。何故エスパーを怖くしたのか、大ヒットしたホラー映画「リング」に登場する貞子が実は超能力者であると説明したらわかりやすいでしょうか。

エスパー(ESPer)とは超能力者を指す言葉で、ESPはExtraSensory Perception(超感覚的知覚)の略です。エスパータイプは英語では psychic type と訳されていて、超能力者はゲーム中のトレーナーにもいるように"サイキッカー"と呼ぶことが一般的です。動画のタイトルや予告ではうっかりEsperという日本での造語を使ってしまいました(愚か)。

ゲームMOTHERシリーズに登場する「PK」は PsychoKinesisの略で、サイコキネシス、念動力です。このような五感を超えた知覚や力、所謂"第六感"を扱う学問は「超心理学」とされ、人間の眠れる可能性は今も研究され続けています。MOTHERを制作したエイプの糸井重里氏の所へ、ゲームフリークの田尻智氏が最初にポケモンの企画書を持ち込んだそうで、作品や制作環境が近い関係があります。

2016年8月26日金曜日

20th祝いつくす解説 どくタイプ 

ポケモン20thを祝いつくす動画 どくタイプの解説です。ロゴデザインはサトウマミさん。

 どくタイプは「毒」という単語の時点で既に危険で、確実に我々に危害を加える存在です。あくタイプのなかった初代ではロケット団など敵のポケモンに多くついていたタイプで、全どくポケモンのうち、約半数が初代から登場しているという特徴があります。


動画コンセプト


その「危険性」「決して触れたくない嫌悪感」などをどくタイプならではの魅力として動画のテーマにしたかったのですが、単に不快な動画になってしまわないか多少不安ではありました。また目玉となる伝説や幻のポケモンが一匹もいないため、動画にすると華やかさに欠ける可能性もあり、どう魅せようか頭を捻ったタイプです。そこで音楽面の演出で何かできないか考えました。

 今は無くなってしまいましたが、以前はゲームで毒状態にかかるとフィールドで移動中もダメージが蓄積していきました。その際の毒ダメージ効果音を使ったBGMをKagem(なっとくP)さんに作ってもらいました。毒タイプのコンセプトを魅せるのに、この中毒性高いBGMが功を奏したと言っても過言ではないでしょう。

 毒といっても様々で、種類は大きく自然毒・人工毒の2つにわけられます。動画の前半は、捕食のため、生物が身を守るために持つ自然毒を中心に構成しています。

2016年8月22日月曜日

20th祝いつくす解説 フェアリータイプ

20thを祝いつくす動画、今回の解説は ポケモン20年の歴史の中で一番新しいタイプ、2013年のXYから登場のフェアリーです。

プロレスや怪獣など昭和キッズが夢中になったものがぎゅっと凝縮されたポケモンシリーズに、新たなターゲットとして女の子が好きなタイプ…が追加されたと捉えました。フェアリータイプのジムも女の子トレーナーばかりでしたし。

見た目はかわいい妖精さん、実はドラゴンも恐れる強者たち…という二面性をもって「あざといほどかわいい、美しい」を動画のテーマとしました。

ステレオタイプではありますが、前回のかくとうの漢の世界から、フェアリーの女の子の世界、というイメージでがらっと変えています。全体的に日曜朝の女児向けアニメのオープニング風テイストで構成しました。タイトルロゴも担当のサトウマミさんにそれっぽくニンフィアのリボンを模してまとめてもらっています。

かわいいは正義!という感じでモチーフを強調していきます。


2016年8月15日月曜日

20th祝いつくす解説 かくとうタイプ

『ポケモン20thを祝いつくす動画』ではタイプごとにテーマを設け、それぞれのタイプに合った演出を心がけました。ポケモンシリーズの"ポケモンらしさ"の一因に、その独特のタイプ分類と相性の関係があると思います。ポケモンの制作者たちがこの世界をどう観ていて、どう分類しているかセンスとして表れています。

20周年を機に、改めてポケモンの世界観をタイプ分類の意図を汲みとりながら考察したら、面白い動画ができるかな、という試みでもあります。

かくとうタイプのルーツ

ポケモンにどうして格闘というタイプが存在するかを考えるにあたって、日本の格闘ブームからの影響を見てみましょう。

戦後1950年台からプロレスブームがあり、力道山の「空手チョップ」がワザとして引用されていたり、ゴーリキーのデザインに現れています。悪役レスラーの存在や「かみつく」事が反則の禁じ手だったりすることは、あくタイプと かくとうタイプの関係に少なからず影響はあるでしょう。

60年台には柔道一直線という漫画のブームで柔道を始めた有名選手も多く、作中からは「地獄車」などがポケモンのワザに。(自分は地獄車をラッキーマンで知りました)
カンフー映画ブームの流れを汲む漫画 "北斗の拳"の北斗剛掌波、”ドラゴンボール"のかめはめ波、ゲームの"ストリートファイター"の波動拳、と来てルカリオの「はどうだん」までエネルギー弾のルーツも全て格闘ジャンルですね。

格闘ゲームという文化の存在は欠かせないでしょう。ゲームにおいてプレイヤーどうしのかけひきが生じる楽しさ対戦型格ゲーブームを作ったのはカプコンのストリートファイターⅡと思われます。

形は違えどポケモンがNPC相手だけでなく対人戦も盛り込まれた経緯もそこにあるはずで、鉄拳シリーズとのコラボと言える"ポッ拳"もその流れを継いでいるでしょう。

ポケモンの生誕を祝う上で、そこに至るゲームの文脈もリスペクトしていこう、ということで勝手ながらかくとうタイプのロゴはストリートファイターをオマージュしました。ロゴをつくってくれたのはT.Mさんです。


2016年8月8日月曜日

20th祝いつくす解説 ノーマルタイプ


2016年に公開されたポケモンファンによる企画『ポケモン20thを祝いつくす動画』シリーズの主催をさせていただきました、生㌔Pです。

これは2021年サービス終了したブロマガからの移転記事です。今読んで意味が伝わるように添削・修正しました。現時点で既に25周年ですって…怖。


ニコニコ動画とYouTube(プレイリスト)で公開しました。

はじめに

このブログについて 「ポケットモンスターシリーズ」の世界観について、1人のファンが非公式に考えたことをまとめていくブログです。自身の意見の全容がわかるように置いておくのが開設理由です。 主に 原作 である ゲーム を中心 に、派生ゲームやTVアニメ、映画から得られる情報など...